俗に言われる「かけ流し」か「循環」であるかは温泉の提供方法をあらわすシステムの話であり、浴槽にある温泉水の質を表すものではありません。
天然状態(ここでいう『天然』とは、「自然のままの状態」または「人為的な手の加わっていない状態」をさします)の温泉は「還元性」が保たれています。
しかし、すべての温泉が浴槽においても「還元性」が保たれているわけではありません。なぜなら、浴槽が「循環」の場合は消毒をともなうため、
現在有効とされる方法では「還元性」が失われてしまうからです。
仮に、「循環施設」で還元性が保たれていたとしたら、それは循環でありながら適切な消毒処置が行われていないということになり、衛生面で大いに懸念のある施設ということになるでしょう。
温泉選びのポイントは、@「かけ流し」か「循環」なのかではなく、いずれの場合でも「適切な管理がなされているか」という点、さらに温泉としてワンランク上を求めるのであれば、A「かけ流し」であり、かつ還元性が「合理的に保たれている」施設になるでしょう。
合理的とは、浴槽において示される還元性が源泉に由来するものであり、かつ、「源泉の供給と浴槽との関係」や「衛生的な観点」で著しい無理が見られない
ことです。
当研究所が考える「還元系温泉」とは、@とAの条件が満たされた温泉のことをいいます。 |
|